![]() | SAYURI チャン・ツィイー (2006/07/05) ポニーキャニオン この商品の詳細を見る 「オススメ度」★★★ |
この映像美はさすがハリウッド。日本映画の美しさとは異なるけれど、光り輝くまばゆい世界を堪能したければ、やはりハリウッド。
日本の、しかも欧米では日本の代名詞でもある「ゲイシャ」の世界を、なんと中国人女優で撮ってしまうという日本人からみたら許せない発想も、チャン・ツィイーの芸鼓姿を見た途端に納得。やっぱりハリウッドはこうじゃないとねーーー。
物語自体はにたいした感動はない。今まで幾度も本や映画で見て、珍しくもない芸者もしくは吉原遊女のストーリー。ラストはハリウッド風にハッピー・エンドになるのは、仕方ないところだろう。
だからして、この映画は「観て」楽しむのではなく、押しも押されぬアジアン・ビューティー・チャン・ツィイーを「見て」楽しむものなのだ。
その他の俳優陣はどうか?
姉さん芸者のミシェル・ヨーは全く違和感なく、愛弟子と好きな男の間で揺れる女心を演じきって素晴らしい。
妖艶なる敵役を演じるコン・リーは、艶やかな芸者姿には脱帽しつつも、迫力では五社監督「吉原炎上」の西川峰子に全く及ばず。
渡辺謙はすっかり「ジャパニーズジェントルマン=サムライ」のキャラが安定してしまって、ちょっと物足りないかな。
唯一日本勢で光っていたのは置屋のおかみ演じる桃井かおり。少々の荒波なら毒舌で乗り切ってしまうしたたかな水商売経営者の役どころがぴったりはまって拍手喝采。












