
「オススメ度」★★★★
今更なんですが、ずっと見たかった映画「トロイ」をDVDでやっと見ることができました。
すでに感想といってもあらゆるメディアで出し尽くされてしまった感がありますが、それはそれ、これはこれ。やっぱり3時間もの超大作ですもの、見たほうとしては感想など述べてみたいものですわ。
まず、ハリウッドのエンターテイメントものとしては充分に楽しめます。特にブラピのすんばらしいお体は、一見に値する。文句無くかっこよい。
特にヘクトルとの一騎打ち。へろへろになるヘクトルに対して、声も出さず息も乱さず舞踏のような動きで追い詰めるアキレスは、3千年語り継がれる戦士を描き出した監督渾身のシーン。
が。
男優陣に力いれすぎたためなのか、予算の都合なのか、女優陣はイマイチ・・・。
特にヘレン役のD.クルーガーは美の説得力に欠けている。
そいでもって世紀の「トロイ戦争」を引き起こした(とされる)オンナなら、唯我独尊、厚顔無知なタカピーでないと。
「そんな・・・・わたしのために兵士が死ぬなんて、耐えられない!」
なんて後悔する女性が、最初から愛人と夜逃げなんかしません。
誇り高く、目の前の愛欲しか見えない王女をこそ、パリスは愛したと思うのですがね。
この映画、その人が生き延びた、死んだ、という設定でいくと、真に「イリアス」忠実に作られているのですが、ブリセイスがアガメムノンを殺した、というのは安易すぎやしませんか。
それに、木馬の中にアキレスが入ってたとは?!
あれは本当にやめていただきたかった。
悪役?のアガメムノンが元気いっぱいミケーネに凱旋しました、そこで奥さんとその愛人に殺されました、とか、アキレスの死後も何年もトロイ戦役が続きました、とか、原作どおりに作っていると、3時間の映画で終わらないのは解る。
アキレスの死とトロイの滅亡が同時に来て、エンドロール!という設定が一番劇的なのも解る。
でもアキレスの死は、女を連れ戻しに言った結果のものではなく、ましてやこそこそと泥棒のように隠れてトロイの都に忍び込んだ挙句のものでもない。
そういうご都合主義な結末を持ってくるから、どうにもあららな後味になってしまったように思えます。
そうは言っても、見事な古代都市のセット、エーゲ海を埋め尽くすギリシア軍の大艦隊、流石に見ごたえは充分。
もし、トロイに興味をもたれたなら、「トロイアの歌」コリーン・マクロウ著をお読みになることをお勧めします。











