![]() | ラスト・サムライ(HD-DVD) トム・クルーズ (2006/06/30) ワーナー・ホーム・ビデオ この商品の詳細を見る 「オススメ度」★★★ |
明治維新直後の日本で、軍を近代化したい政府の要請を受け、南北戦争の英雄オールグレン(トム・クルーズ)が招かれる。ごう慢な態度で軍を教育する彼だったが、反政府の侍たちとの戦いに敗れ、囚われの身となった山里で武士道精神にめざめていく。
告白してしまうと、トム・クルーズが好き。
黒髪、中年以下のハリウッド俳優について、佐姫子が大別するときにはまず「トム・クルーズに似ているか、否か」が基準になる。
昔、チャーリー・シーンをして「わあ、トムちんそっくり」と思い、最近はコリン・ファレルをして「トムちんよりかっこよくない」と思う。
ようするに、スタンダードなんである。
この映画でもトム・クルーズはかっこいいし、さすがスーパーマネーメーキングスターらしく決めるところはきちっと決めてファンを喜ばせてくれる。
ハリウッドの娯楽大作としてはこの映画、日本の武士道を題材に、充分に楽しめます。
きっちり、スタンダード。
でも、ちがうのよ〜。
ハリウッドの作った映画に、日本の細かな描写が足りてない!などと野暮なことは言うまいが。
武士道とはスピリチュアルなものでありながらも、あまりにも厳格に克己を追求したためか、それを極めた人にはおのずと所作に滲み出るものがあると思う。
笑い方、歩き方、座り方から箸の上げ下ろしに至るまでが、その人の心を表し、所作を見てその人の内面までをも捉えることができるようになるのが、日本人の精神である。これは日本人にしかわからないものなのだ。
映画が「所作」をとる芸術である以上、外国人が武士道を映画化するのは、残念ながら無理だと思う。
この映画みたいに「武士道もどき」なら撮れるけど。
渡辺謙も真田広之も、かっこよい。
世界へ向けて侍を見せた彼らを、心から賞賛する。
でも日本人である私は、彼らの武士道をいつか日本の映画で見てみたい。












